教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取り組み状況が公開

文部科学省は2020年度のプログラミング教育の全面実施に向け、アンケートを今年2月に実施しました。この結果が公開され、参照できるようになっています。

このなかでも、プログラミング教育の実施にあたり、地域別に困難と感じることがまとめられているだけでなく、プログラミング教育で用いられているツールに対するアンケート項目もあることから、授業にあたって参考となる項目もありそうです。

参考サイト:教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取組状況等

(初出「こどもプログラミング通信」第15号 2018年7月27日発行)

教育のICT化に向けた環境整備5か年計画が策定

文部科学省は2018年度から2022年度にかけての、学校におけるICT環境整備5か年計画を策定しました。昨年12月にICT環境の成否方針を策定したのに引き続き、具体的な整備方針が整いました。

計画では具体的な整備目標が掲げられています。たとえば、3クラスに1クラス分の子ども向けコンピュータの整備や、先生には1人1台のコンピュータに加え、高速インターネットや無線LAN・校務システムの整備は100%を目指しています。

参考サイト:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1402835.htm

(初出「こどもプログラミング通信」第13号 2018年5月29日発行)

文部科学省が「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を公表

10月18日、文部科学省から「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が公表されました。

授業でのICT活用やプログラミング教育など、学校でインターネットに接続する機会が今後ますます増えることを想定し、重要情報の保護が適切にされるよう基準を定めたものです。

このポリシーの基本的な考え方は次の6点です。

  1. 組織体制を確立すること
  2. 児童生徒による機微情報へのアクセスリスクへの対応を行うこと
  3. インターネット経由による標的型攻撃等のリスクへの対応を行うこと
  4. 教育現場の実態を踏まえた情報セキュリティ対策を確立させること
  5. 教職員の情報セキュリティに関する意識の醸成を図ること
  6. 教職員の業務負担軽減及びICTを活用した多様な学習の実現を図ること

利便性を確保しつつ、ポリシーに沿った運用を行うことは、容易ではありませんが、校務に使用するサーバの置き場所や管理方法、ネットワークの設定、各種アプリケーションの管理方法などの専門的知識を要する対策以外に、それらを利用する人が知っておかなければならない知識についての教育、現場を上げてのルールの徹底も行う必要があります。

例えば、さくらインターネットでは「標的型攻撃へのリスク対策」として、標的型攻撃を模したメールを社員に送信し、抜き打ちでの対応訓練を実施していますし、定期的にアルバイトも含めた全社員に対する情報セキュリティ知識のテストや、情報管理状況の棚卸も実施されています。

また、「データセンター・クラウドサービス」など専門業者のサービスを利用して、情報を学校や教育委員会の外に保管することについても「有用である」といった意見がパブリックコメントで上げられ、文部科学省としては「ガイドラインの中でそれらサービスの利用を否定しない」との見解を示しています。

なお、インターネットを介したクラウドサービスの利用における留意点については、今後文部科学省が平成29~31年度に、 総務省と連携して実施することとしている 「次世代学校支援モデル構築事業」において検討し、 本ガイドラインの記述に反映する予定となっています。

「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」公表について (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1397369.htm

(初出「こどもプログラミング通信」第7号 2017年11月21日発行)

文部科学省が概算要求を発表

来年度の文部科学省概算要求が発表されました。計上された予算案からも、プログラミング教育に関する記述が見受けられます。

たとえば、教育の情報化の推進です。小学校においては、情報活用能力の育成を含む、プログラミング教育の円滑な実施等に向けた取り組みとして、指導事例の創出・普及や先生方の研修用教材の開発が挙げられています。

他には、児童生徒が減少した小規模校における学びの質を向上するため、遠隔授業システムの導入支援の補助も計上されています。

平成30年度文部科学省概算要求等の発表資料一覧
http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h30/1394881.htm

(初出「こどもプログラミング通信」第6号 2017年9月26日発行)

文部科学省が学習指導要領の解説を公開

3月に学習指導要領の公示がありました。より具体的な教科内容の参考になるよう、解説が公開されています。プログラミング教育についても「学習活動としてのプログラミングは、言語を覚えたり・技能の習得ではない」と、改めて具体的な言及があります。

ほかにも「論理的思考力を育むため」や「コンピュータ等を上手に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育む」など、情報化社会への変化に対応する記述も見受けられます。

サイト:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm

(初出「こどもプログラミング通信」第4号 2017年7月20日発行)