さくらのプログラミング教育ポータルを終了します

2017年からさくらインターネットが実施してきたプログラミング教育についての情報提供は、その役目を終え、2021年4月30日をもって終了いたします。

当時、プログラミング教育についての情報、特に授業の中で実施できる指導事例などが非常に少なかったことから、さくらインターネットが推進する「さくらの学校支援プロジェクト」による支援の一環として、出前授業のコンテンツの共有や、プログラミング教育に関するニュースの紹介などを中心に、情報提供を続けてまいりました。

さくらのプログラミング教育ポータルのコンテンツは、さくらのナレッジの連載記事として掲載しておりますので、当時の思い出と共に改めてプログラミング教育について考えていただければと思います。
また、出前授業の指導案など、各種プログラミング教育コンテンツは、連載の第6回からダウンロードしていただけます。ぜひご利用ください。

4年に渡るさくらのプログラミング教育ポータルのご利用、誠にありがとうございました。

さくらのナレッジ さくらの学校支援プロジェクトを振り返る

ごあいさつ

2017年4月25日に第1号をお届けしてから丸4年。
さくらインターネットによるプログラミング教育支援のツールとして、先生方が気軽に手に取っていただける紙面を目指して、こどもプログラミング通信の発行を続けてまいりました。

この紙面を編集することを通じ、私たちもプログラミング教育や、GIGAスクール構想について学びを深め、それを支援に活かすことができたのではないかと思います。

紙で配られるこどもプログラミング通信の役目は、終えるタイミングがきたと考えています。
これからは、先生方ご自身がインターネットを通じて新しい有益な情報を取り入れ、児童・生徒と共に学びを深めていただければと思います。 ご愛読、ありがとうございました。

【オンライン出前授業】「情報防災訓練」

LINEみらい財団は、災害発生時にどう情報を扱うかや、デマやフェイクニュースをどう見極めるかについて学ぶ教材「情報防災訓練」を国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾氏と共同で開発しました。

授業で使える教材のダウンロードができ、先生ご自身が指導に役立てていただくことができます。
また、2021年3月4日より、オンライン出前授業の受付も開始しました。 ぜひご活用ください。

災害時の情報とのつきあい方・デマなどの見極め方を学ぶ情報リテラシー×防災の教材「情報防災訓練」を開発

キリンビバレッジ湘南工場オンライン社会科見学

キリンビバレッジ湘南工場では、Zoomを使ったオンライン社会科見学を4月1日からスタートします。

「キリン午後の紅茶」ができるまでの様子を、Zoomを使用して紹介、ペットボトルの元となる「プリフォーム」や工場従業員の制服を貸出しなどもあり、90分(相談によっては45分も可能)のプログラムになっています。

小学校と工場がつながる! キリンビバレッジ湘南工場 オンライン社会科見学

キューブロイド(cubroid)

Kickstarter、CAMPFIRE、マクアケなど、複数のクラウドファンディングの出資を受け、発売されたキューブロイド。
センサーやモーター、LEDを制御するブロック(コーディングブロック)と、形を作るためのブロック(ビルディングブロック)を組み合わせ、プログラミングをしていろいろなものを作ることができます。

このブロックは既存製品とも互換性があるということで、多数のブロックを組み合わせ、大きな作品作りにも挑戦できます。

コーディングブロックは、ワイヤレス(Bluetooth)でブロック同士やタブレットと通信し、配線は必要ありません。コーディングの方法は、学習者のスキルに応じて複数用意され、Scratch(2.0)にも対応しています。

石狩市の紅南小学校では、実際にこの教材を使った授業を実施していますので、使い勝手やどんなことができるのか?など、詳しいお話を聞くことができます。

4年生の総合的な学習の時間における指導案も公開されていますので、ぜひご覧ください。

紅南小の授業で製作された作品

紅南小4年生総合的な学習指導案 ロボットを使って動かそう

cubroid

コロナ禍でも進むプログラミング教育実践

人類にとって新たな脅威である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に振り回された令和2年度も、もうすぐ終わりを迎えようとしています。
想定外の長期休校や、感染対策に頭を悩ませたこの1年、プログラミング教育どころではなかった…という声も聞こえてきますが、北海道のプログラミング教育事業にも参加する紅南小学校は、どのような取り組みを実施していたのでしょうか?

主幹教諭の長坂先生にお話を伺いました。

Q:コロナ禍でのプログラミング教育推進には、どんなご苦労がありましたか?

本校では、これまでの積み重ね(先生方の研修や、授業実践の試行など)があったため、特にコロナだからできない、難しいといった後ろ向きな感覚はありませんでした。

先生方には研究実践校としての使命感もあり、新しい教材の導入も進めて、積極的に取り組めたと思います。

Q:プログラミング教育を取り入れて、児童や授業にどんな変化がありましたか?

全校児童への学習アンケートの結果、「プログラミングに興味を持った」という回答が去年の8割から9割に上がりました。

プログラミングはあくまでもきっかけに過ぎないのですが、学習そのものへの興味も高まっているように感じます。

プログラミングを取り入れた授業での共同学習を通じて、児童同士の意見交流が上手くなったということも感じます。
これはプログラミング教育の成果だけでなく、電子黒板(xSync Board)が配備された影響が大きいです。

また、児童がコンピュータを使う場面においても、情報の検索のみを目的とすることが減り、いろいろな目的を持って使うようになりました。

Q:先生方にはどんな風にプログラミング教育が広がっていますか?

プログラミングは、特定の教科・単元で実施するものではなく、様々な教科に取り入れていけるという認識が広がっています。先生方には、その重要性がしっかり浸透していると思います。

一方、GIGAスクール構想による1人1台のコンピュータを使った授業構想のもと、プログラミング教育はどうあるべきか、さらに授業実践を通して追究していきたいと考えています。

紅南小学校では、昨年度もプログラミング教育の実践研究を行っていますが、プログラミングの教材(ドローン、キューブロイド、キュベットなど)や電子黒板が導入されたことにより、先生方のモチベーションがぐっと上がったと感じます。

Q:最後に、長坂先生から小中学校の先生に向けて一言お願いします!

「先生がイノベーターになろう!」と伝えたいです。
先生自身が、新しい考え方、新しい時代にアジャストしていこうとする姿勢が大切だと考えています。
私自身、プログラミング教育の研修として、東京で開催された展示会(EDIX)や、Google本社で行われたプログラミング教育の発表会などに行き、様々な人との出会いで大きく考えが変わりました。
先生自身がイノベーターとなり、児童に見たことのない世界を見せてあげられるようにしたいですね。

紅南小のプログラミング教育2020