授業目的公衆送信補償金制度をもっと知ろう!

こどもプログラミング通信第42号で、授業目的公衆送信補償金制度についてお伝えしました。

いよいよ、2021年度からこの制度が有償化となります。
ここで、少し制度のおさらいをしてみましょう。
授業目的公衆送信補償金制度をクイズにしてみました。個人情報等は収集しておりませんので、ぜひお気軽に挑戦してみてください。

授業目的公衆送信補償金制度クイズ
https://bit.ly/3q12i2P

補償金の管理団体である授業目的公衆送信補償金等管理協会( SARTRAS )では、今後事例を集めて情報のアップデートを行うようですので、最新の情報はSARTRASのWebサイトをご確認ください。

また、日常的にすべての著作物利用を記録する必要はないとのことですが、学校単位でのサンプル調査の協力依頼を行うと、 SARTRASのWebサイトにも記載されています。
著作物利用の際、可能な範囲で、「いつ」「何を」「どのように利用したのか」について、簡単なメモを残しておくと、調査の際は役に立つでしょう。

一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)
https://sartras.or.jp/

デジタル・シティズンシップを学ぼう

「デジタル・シティズンシップ」という言葉をご存じでしょうか?中教審の分科会で、NPOカタリバ代表の今村久美さんが提出された資料には、以下のように書かれています。

「GIGAスクール構想を実現する上で、デジタル前提社会で生きる子どもたちがそのリスクを理解し、安心安全に利用しながら可能性を広げられるように、『デジタル・シチズシップ教育』の推進が必要。 現在の『情報モラル教育』は、個々の安全な利用を学ぶものであるのに対し、『デジタル・シティズンシップ教育』は人権と民主主義のための善き社会を創る市民となることを目指すものである。それは、個人のモラル教育ではなく、パブリックなモラル教育とも言える。利用を躊躇させる情緒的抑制から、賢く使う合理的活用ができる人材育成へと、転換をすべきである。」

初等中等教育分科会(第125回)・特別部会(第7回)合同会議参考資料1より抜粋
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200427-mext_syoto02-000006819_3.pdf

「デジタル・シティズンシップ」の教育について解説された本が、大月書店から出版されています。
この本の著者でもある法政大学キャリアデザイン学部 坂本旬教授のnoteでもわかりやすい解説や、これを学ぶ重要性について書かれています。
ぜひ先生方にも知っておいていただきたい言葉です。

デジタル・シティズンシップとは何か
https://note.com/junsakamoto/n/n7847cbdae8d7

デジタル・シティズンシップ
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b547870.html

CyberPi(サイバーパイ)

中学校や高校でも使えそうな、ネットワーク対応のマイクロコンピュータがMakeblock社から発売されます。(発売予定日:2021年2月15日)

フルカラーディスプレイや、スピーカー、ジョイスティック、音声認識にも使えるマイク、光センサー、加速度センサーなど、たくさんの機能がこの1台に搭載されています。

また、付属のPocket Shieldに接続することで、サーボモーターを接続して使ったり、バッテリーから給電しながら使うこともできます。複数台でネットワーク接続し、お互いにメッセージを送り合うなどもできそうです。

プログラミングは、「mBlock」というソフトウェアを介して行い、 Scratchをベースにしたブロック言語に対応しています。

ブロック言語から、Pythonなど本格的なプログラミング言語に移行することも可能です。

これからこの教材を使った指導案・指導事例などが共有されれば、使い方のアイディアなども更に深まるのではないでしょうか。

今後の情報に注目したいと思います。

CyberPi
https://www.makeblock.com/jp/steam-kits/cyberpi

こどもプログラミング通信読者アンケートにご協力を!

「こどもプログラミング通信」の読者の方を対象に、アンケートを実施させていただきます。
記事の内容が役に立った事例や感想など、読者の皆様がどんな風に活用してくださったのかを把握させていただき、今後の学校教育支援活動などに活かしていきたいと考えております。ご協力よろしくお願いいたします。

こどもプログラミング通信読者アンケート
https://bit.ly/36InxyF

高校のプログラミング教育はどうなる?

2021年4月から、改訂された中学校の学習指導要領が完全実施となります。

石狩市では、2018年度、2019年度と、中学校で強化される技術科でのプログラミング教育(D 情報の技術)の指導案・教材検討を行い、小学校からの系統表としてまとめて公開しています。

小学校の先生は、中学校への接続を意識しながらプログラミング教育や情報活用能力育成を進めていただけると思います。

さて、高校のプログラミング教育がどのような内容になっているのか、ご存じでしょうか?
中学校でのプログラミング教育は、高校への接続を意識する必要がありますので、中学校の先生だけでなく小学校の先生にも、ぜひプログラミング教育がどのように発展していくのかを知っておいていただきたいと思います。

現行学習指導要領での高校の情報科は、「社会と情報」「情報の科学」の2科目のいずれかを選択することになっており、プログラミングを学習するのは「情報の科学」のみになっています。
2022年から始まる新学習指導要領での情報科は、「情報I」「情報II」の2科目に再編され、「情報I」は共通必履修科目、「情報II」は選択科目です。
プログラミングはどちらの科目でも学ぶことになり、高校でもプログラミング教育が必修化となります。

2022年4月から、高校の学習指導要領が段階的に実施されることを前に、文部科学省から情報科教員用の研修資料が公開されています。

高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htm

中でも、「序章」については、高校での学習の前提となる中学校技術科(D 情報の技術)で学ぶ内容についても関連付けて解説されており、高校までのプログラミング教育の系統性を知ることができるものとなっております。

ぜひ小中学校の先生皆様に目を通していただきたいと思います。

【参考】「情報I」で学ぶ項目と中学校技術科との関連
高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編)序章の内容を編集して掲載
https://www.mext.go.jp/content/20200722-mxt_jogai02-100013300_001.pdf