LINE entry

LINE entryは、LINE株式会社が放送大学や千葉大学と共同で、文部科学省の学習指導要領に基づいて開発したプログラミング教育のための教材です。元々はLINE株式会社がおこなう出前授業のみで使用されていましたが、このほど一般でも利用できるよう公開されました。

2019年11月8日時点で公開されている教材は以下の5種類です。

  • [算数]プログラミングで正多角形をかこう!
  • [算数]プログラミングで拡大図や縮図をかこう!
  • [理科]プログラミングを使って安全な信号機をつくろう!
  • [総合]プログラミングを使ってロボット掃除機を動かそう!
  • [家庭科]プログラミングを使っておいしいゆで卵をつくろう!

コンピュータ上で動作するアプリケーションのほか、指導案が含まれたガイドブックや、児童に配布するワークシートなども用意されています。

Webアプリとオフライン盤の2種類が用意されていることと、WebブラウザではGoogle ChromeやMicrosoft Edgeのほか、Scratch3では動作対象外となったInternet Explorer(11以上)にも対応しているのが特徴です。

(初出「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行)

第2回U-16プロコン札幌大会 石狩勢活躍

U-16プロコン札幌大会に、石狩市からは聚富小5年生(Viscuitで作ったゲーム)、緑苑台小4年生(Scratchで石狩市を紹介)が参加されました。それぞれ奨励賞を受賞しています。おめでとうございました!

第2回札幌大会アルバムを公開しました | U-16プログラミングコンテスト札幌大会
http://sapporo.u16procon.org/2019/10/14/551/

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

ジュニアプログラミングワールド2019 開催報告

11月4日に札幌市で開催されたジュニアプログラミングワールド2019に6,000人のご来場がありました。当プロジェクトのセッションでは、午前45名、午後40名の方にご参加いただきました。この場を借りまして、皆さまにお礼申し上げます。

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

道教委プログラミング教育の相談窓口が開設

北海道教育長が、学校の管理職・一般の先生方を対象として、「ちょっと聞いてみたい」疑問を解決するための電話相談窓口を開設しました。

教科の準備や教育課程の編成、外部との連携についても相談を受け付けている模様です。

ご相談窓口はこちらの電話番号です。

北海道教育長学校教育局 教育環境支援課情報化推進グループ
電話 011-204-5719

詳細については、以下の案内ページもご覧ください。

プログラミング教育相談窓口について(PDF)  http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/jouhou/soudan.pdf

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

「北海道プログラミング教育支援ネットワーク」のご紹介

さくらインターネットも参加している北海道プログラミング教育支援ネットワークとは、小学校教育課程内におけるプログラミング教育支援に対する実績ある団体の集まりです。2019年から授業や支援に対する情報交換を定期的に行っています。

教育委員会や学校への情報発信、支援の相談窓口となるための連携を進めています。

参加団体は当プロジェクトのほか、NPO教育支援協会北海道、北海道情報大学など、各地の組織・団体が加入中です。

将来的には北海道全域へと活動を広げていく予定です。他地域との連携の際には参考にご覧ください。

北海道プログラミング教育支援ネットワーク 支援団体のご紹介(PDF)  http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/sien.pdf

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

パナソニック教育財団が実践研究助成の受付を開始

パナソニック教育財団は小学校や中学・高等学校等を対象にした実践研究助成の募集を開始しました。

助成内容は、さまざまなICT(情報通信技術)を効果的に活用し、学校の教育課題改善に取り組む実践的教育を対象としたもので、研究成果を広く公開するものです。

授業における「主体的・対話的で深い学び」の視点から、授業改善における取り組みや、プログラミング教育を含む情報活用能力の育成などが研究テーマに挙げられています。

詳細な研究テーマや助成金額、応募に関する詳細は、募集ページをご覧ください。

2020年度(第46回)実践研究助成募集(公益財団法人パナソニック教育財団)http://www.pef.or.jp/school/grant/entry/

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

新学習指導要領Q&Aでもプログラミング教育に言及

文部科学省は小・中学校における新学習指導要領の趣旨を明確にするため、Q&Aを公開しました。総則だけでなく、各教科ごとに質問と回答が掲載されています。

プログラミング教育については「総則」「算数」「理科」で触れられています。

総則 問7.小学校におけるプログラミング教育について、全面実施に向けてどのように準備を進めていったらよいでしょうか。

答)

  • 小学校段階ではプログラミング言語を覚えたり、その技能を習得したりではなく、「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的な思考力を育むことや、各教科等の内容を指導する場合には、各教科等で学ぶ知識および技能等を確実に身に付けさせること。
  • 「小学校プログラミング教育の手引き」や研修教材等を作成・公表しているので、参考にしながら準備を推進。

小学校プログラミングに関する指導案集(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/qa/1401386.htm

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

大阪府門真市で小学校プログラミング教育支援を開始

石狩での実践経験を元に、門真市で実施します

さくらインターネット株式会社の「さくらの学校支援プロジェクト」は、現在実施中の北海道石狩市における経験をもとに、活動範囲を拡大します。

2019年11月より大阪府門真市教育委員会に協力しながら、本プロジェクトは大阪府門真市内の全小学校(14校)でプログラミング教育出前授業を実施します。

この11月中に、門真市内の3校で「身の回りのコンピュータを探そう」を題材にしたアンプラグドや、コンピュータを使う場合はアングリーバードも用いた授業を実施いたしました。

門真市で実施する出前授業のメニューや教材、目指している方向性は、北海道石狩市で実施しているものと同じです。

これまで石狩市の先生方のご協力によって得られた授業実施のノウハウをもとに、門真市内でも各学校ごとに先生からのご要望や生徒たちの状況にあわせ、出前授業を検討・実施して参ります。最終的には、大阪府門真市でも先生方が自ら授業での実践ができるよう支援いたします。

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

Programmer’s Day パネルディスカッション


左から、奥田氏、小島氏、朝倉。右はモデレータの利根川氏

2019年10月20日(日)、CSAJ×U-22×JJPC 合同企画 “Programmer’s Day” が、秋葉原コンベンションホールで開催されました。セミナーやブース展示、プログラミング体験やワークショップが開催されていると同時に、隣では22歳以下を対象とする U-22プログラミング・コンテストの最終審査会も開かれていました。

その中から、この日のスタートを飾ったパネルディスカッション「プログラミング教育における学校現場と企業連携事例とトップ層の子どもの可能性を引き出すには」を紹介します。

モデレータは、利根川 裕太 氏(NPO法人みんなのコード 代表理事)。パネリストは、小島 寛義 氏(栃木県小山市立東城南小学校 教諭)、奥田 遼介 氏(株式会社Preferred Networks 取締役 CTO)、そして当プロジェクトの 朝倉 恵 です。

みんなのコードのミッション「全ての子どもが プログラミングを楽しむ 国にする」

まず、利根川氏より、2020年に必修化する小学校については社会的関心が高いが、中学校(2021年に必修化)や高校(2022年に必修化)については情報が少ないこと。中学校では現在「技術・家庭」でやっているプログラミングの内容が倍増すること、高校では「情報科」において共通必履修科目となり、大学入試の出題科目となることも検討されていることなど、プログラミング教育の現状についての解説がありました。
そして、みんなのコードは「全ての子供が プログラミングを楽しむ 国にする」をミッションに活動していると紹介されました。

パネルでは、学校現場と企業連携の事例を、小島氏が学校現場からの視点で、朝倉が支援する企業の立場で紹介しました。

栃木県小山市立東城南小学校では、実証実験として kintoneを活用した国語や理科の授業を行いました。これにより、今まででしたらプログラミングに触れることがない子、例えばスポーツに打ち込んでいるような子にも、それに触れるチャンスを与えることができたそうです。これをきっかけに、自分の中にあった能力に気がつくこともあるのではないかと強く感じたとのこと。
こちらに、サイボウズとみんなのコードが共同で、教育指導案を提供しています。小学校指導者を対象とした研修の窓口も用意されており、実際の授業の様子も動画でご覧いただけます。

さくらの学校支援プロジェクトが、石狩市でどのような活動をしているかは、このサイトの情報をご参照ください。現在、活動は石狩から北海道全域に広がりつつあり、そのために地域にある大学や専門学校などと情報連携をし、北海道ならではのプログラミング教育支援の輪を形成しているところです。

奥田氏のプログラミング・コンテスト歴

奥田氏は、小学生の時からプログラミングをはじめ、高専時代にはプロコンに数多く出場するほか、国際情報オリンピックの日本代表にも選ばれました。
中学生の頃には、家にあったアルゴリズムの本を読んでいたそうです。しかし、プログラミングにも飽きがきて、コンピュータって何ができるのか、何かもうちょっと面白いことができないのかと自発的に色々と学んだそうです。

「自分が面白いと思えるものがみつかると伸びる」

トップ層の子どもの成長を見守るには、常に新しいことに興味が持てるような、内発的な動機付けや環境が大切なのだと伝わってきました。

登壇されたみなさんからのメッセージ:

奥田氏
「高専時代、プロコンなどに出場した時には、周りにすごい人がいるという刺激を受けることができました。今思うと、出場するための手配は、全て部活の先生がしてくれていて、自分は何もしなくてよかったのです。大人ができる普通の支援ですが、それが子どもにはとても嬉しかったです」

小島氏
「プログラミング教育を小学校で実施していくためには、まず先生たちを育てる必要があります。企業や団体が、現場に入ってきてくれることを期待しています」

朝倉
「先生がた、教育委員会の方々、支援が必要だということ、遠慮せずに声をあげてください。企業の側から声をかけられる、きっかけを作ってくださると嬉しいです」

利根川氏
「プログラミング教育は先生だけがやるものでも、企業だけがやるものでもない。誰しもが貢献できるものなのだから、もっと社会全体が盛り上がることを期待している」

最後は、モデレータの利根川氏の、「みんなで、(プログラミング教育を)一歩一歩確実によくしていきたい。今日はそれを、みなさんにお伝えしたかった」という言葉で締めくくられました。
この、日本という社会にいる人が、それぞれの立場でできることがあります。それを、あせらずに、できればわかりやすく伝えていきたいと思いました。
みなさんも、是非ご一緒に。プログラミング教育のために出来ること、考えてみませんか。


さくらの学校支援プロジェクト
三谷 公美