プログラミングゼミ

今回紹介するのは、小学校低学年向けに開発されたプログラミング学習用のタブレット向けアプリです。小学校1~3年生のプログラミング授業を通し、現場の子どもや先生たちの声を取り入れて開発されたそうです。公式サイトには授業の参考になる学年ごとの指導案も載せられています。

プログラミングは以前紹介したScratch同様、言葉のブロックを組み合わせるもので、キーボード操作は不要、アプリ内表記は全てひらがなとなっています。この教材の特長は、自分が描いた絵をプログラミングによって動かせるところだと思います。PCやタブレット上で描くのではなく、紙に描いた絵をアプリに取り込むことができます。また写真も素材として使用できますので、日常で目にした物をプログラミングによってどう動かせるか等、普段から想像する力を身につけられるのではないでしょうか。自由制作だけでなく基礎をまなぶパズルコース等もありますので、段階を別けて学習することが可能です。また、1日の使用時間を設定できる機能があり、長時間使用による悪影響を心配されている保護者にも安心な教材となっています。

みんな気になる「情報セキュリティ特集」

平成29年10月、文部科学省が学校や教育委員会を対象とした「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が公開されました

方針

  1. 組織体系の確立
  2. 児童生徒による機微情報へのアクセスリスクへの対応
  3. インターネット経由の標的型攻撃へのリスク対応
  4. 教育現場の実態を踏まえたセキュリティ対策の確立
  5. 教職員の情報セキュリティに関する意識の醸成
  6. 教職員の業務負担軽減とICTを活用した多様な学習の実現

情報セキュリティポリシーとは、一般的に組織における情報セキュリティを確保するための「方針」「体制」「対策」等を包括的に定めた文章のことです。学校であれば、子どもたちの授業成績や通知表などをはじめとして、個人情報として取り扱われる情報が増えつつあります。また、機器の紛失や不正アクセスなどによる情報漏洩の危険性もあります。

学校において何を守るべきか、あるいは、トラブルがあった場合にはどのように対処するのかをあらかじめ決めておくのが教育情報セキュリティポリシーです。

これまでは総務省から平成27年3月に地方公共団体に対するセキュリティポリシーが公開されており、公立学校においても同様のポリシーが適用の対象とされてきました。しかしながら、学校では先生方の日常業務においてパソコンやインターネットを利用するだけでなく、子どもたちも学習活動を通して利用する機会が増えてきています。

そこで、文部科学省からは現状に即し、学校と教育委員会向けのガイドラインが改めて明確化されました。これは学校と教育委員会が連携する組織体制をはじめ、子どもたち自身によるリスクの回避、インターネットからの攻撃回避、現場の実態を踏まえたルール作りの確立などを扱っています。単にガイドラインが例示されているだけでなく、その背景の解説もされているため、学校でのポリシー作成に有用でしょう。

体制

ガイドラインでは、学校の教育情報セキュリティ管理者は校長が担うこと、教育情報システムの導入・運用・管理は原則として教育委員会が行うこと、また、最高情報セキュリティ責任者として、自治体ガイドラインと同一の者(副市長等)が担うなど、役割分担の明確化が示されています。

対策

適切なセキュリティを維持するために

何らかの情報漏洩などの事故(これをセキュリティ・インシデントと呼びます)が起こらないように、先生方に対しても未然防止や対策案が例示されています。以下は主な対策例です。

より詳しい情報は、公開されたガイドラインをご覧ください。

参考サイト:「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」公表について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1397369.htm