プログラミング教育関連書籍

①プログラミング教育~思考のアイディア~
②コンピュータを使わない小学校プログラミング教育
③先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本

今回はプログラミング教育を既存教科の中に取り入れた指導案のアイディアをまとめた本が各社から出ていていますので、それについてご紹介いたします。5教科に加え、図工、音楽、体育、家庭科、さらには学級活動なども取り上げられています。プログラミング的思考を普段の授業に取り入れることで、各単元の理解を深めることのできるアイディアが掲載されています。

例えば社会科の単元:ごみ処理で、数種類のごみ処理手順をフローチャート(流れ図)にまとめさせることで、種類によっての手順の違いや処理に関わる場所等を視覚的に理解することができます。フローチャートにする作業は、場合分けや、繰り返しというプログラミング的思考につながっています。

こういったアイディアを実際に授業で行うための手順、指導ポイント、実践で得られることやプログラミング教育とのつながり等がまとめられています。参考として3冊を上げておりますが、その他にも同様の本がたくさん出てきていますので、それらを参考に2020年に向けて少しずつ準備を進めていきましょう。

(初出「こどもプログラミング通信」第5号 2017年8月29日発行)

情報通信審議会で若年層プログラミング教育に言及

総務省が取りまとめている「IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方」について、情報通信審議会は第四次中間答申を7月20日に公開しました。社会インフラやネットワークなどの整備提言に加え、「プログラミング教育」についても触れられています。これは先日報道された「学習クラブ」を後押しする、ガイドライン策定まで踏み込んでいます。

本年度の取り組みは、プログラミングに強い興味・関心を持った児童生徒に対する、継続的な学習機会に関する調査や情報発信です。これを活かし、平成30年度以降、学校のプログラミング教育を通してITへ興味・関心を高めた子どもは、地域においても発展的・継続的に学べる環境作りを目指すとあります。

また、地元人材やクラウド上の教材等を活用したプログラミング教育の実施モデルの開発・普及も進めるとの記載もあり、学校だけでなく、地域を通してプログラミング教育を支える体制作りが、より一層進められていきます。

参考リンク:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000227.html

(初出「こどもプログラミング通信」第5号 2017年8月29日発行)

プログラミング教育公開講座が全国で実施

若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業(総務省)による、プログラミングの公開講座の日程が公開されました。北海道は既に日程が終了していますが、全国23道府県にある44の小中学校で開催されます。

今回行われる公開講座は、プログラミング教育の普及推進実証事業です。これは学校におけるプログラミング教育だけでなく、地域における企業・NPOなどの事業者が講師・教材を提供する位置付けです。これは、子どもたちに対して学校で論理的思考力や課題解決力を育てるのに加え、情報通信技術(ICT)に関する基礎的な知識やスキルを身につける狙いがあります。

参考リンク:http://www.soumu.go.jp/main_content/000498624.pdf

(初出「こどもプログラミング通信」第5号 2017年8月29日発行)


出前授業アンケート結果・先生方の声

プログラミング教育に対する理解と、授業を自分でもできそうな意識を高めるきっかけに

私たちの出前授業は、7月末の時点で14コマ・335名の児童を対象に実施しています【表1】。出前授業に参加された先生方に対し、授業内容に関するアンケートを依頼しています。

結果からは、コンピューターが苦手であったり、授業が難しいというご意見もありました。その一方で、プログラミング教育(プログラミング的思考)に対する理解を深めるきっかけになったという声や、先生自身が自分で授業を行えそうに感じたとの声もいただいています。

以下、集計結果の一部やご意見・ご感想をご紹介します。

引き続き出前授業を受け付けています。授業までの流れやカリキュラムは、プログラミング通信第1号やパンフレットをご覧ください。また、校内研修会につきましても、各学校からのご要望に応じて実施いたします。

(初出「こどもプログラミング通信」第5号 2017年8月29日発行)

U-22プログラミング・コンテストに小学生部門新設

U-22とは、1980年から経済産業省が主催する22歳以下を対象とするプログラミング・コンテストです。ジャンルやプログラミング言語は自由。今年から参加対象を12歳(小学6年生の児童)以下のみを対象とした小学生部門が開設されました。

背景にあるのは、2020年のプログラミング教育の必修化により、だれでもプログラミングが学べる状況になったこと。これまでも小学生も応募は可能でしたが、プログラミングを学び始めた子どもたちにコンテストに参加して欲しい・プログラミングを好きになってほしいという想いから創設されました。

一般部門での評価は、ビジネス性・技術性・アイデアの評価となります。一方、小学生部門はプログラミングは必要ですが「アイデアやなぜこの作品を作ったか」がより重視されます。今年は応募締め切りが終わっていますが、来年以降、興味のある子どもにとっては、夏休みの自由研究としても取り組みがいがありそうです。

参考リンク:http://www.u22procon.com/kids/

(初出「こどもプログラミング通信」第5号 2017年8月29日発行)