Microsoft Teams

プログラミング教育用教材ではありませんが、GIGAスクール構想で導入される1人1台端末のOSとしてMicrosoftを選択した自治体・学校で活用されるであろうMicrosoft Teams(チームズ)をご紹介します。
Teamsは、もともと業務用のコラボレーションツールで、オンライン上での業務用の資料の共有や共同編集、TV会議、スケジュール共有、メール機能などを取りまとめた、業務効率化のためのツールです。
冒頭でご紹介した新冠町でも、Teamsを活用して中学生がデータの共同編集をしたり、家からTV会議に参加したりしていました。すでに学校での活用事例も少しずつ紹介され始めています。

その中でも、動画で使い方などの紹介をしている、東京学芸大学付属小金井小学校ICT部会のYouTubeチャンネルは、校内研修などでも活用できそうですので、一度ご覧になってみることをお勧めします。

東京学芸大学附属小金井小学校ICT部会 YouTubeチャンネル

ScratchJr

ScratchJrは、ブロックプログラミング言語のScratchから機能を絞り、表記などを工夫することで5歳から7歳の幼い子どもたちをターゲットにして開発されたものです。

  • Android/iPadのアプリとして提供
  • アカウント作成不要
  • すべてひらがな表記
  • 座標は1~20までの整数(Scratchでは-200~200)
  • 左右に動かすことで同時に向きも変わる
  • if(条件)がない
  • 変数がない

機能制限はありますが、工夫次第ではゲームのようなものまで作ることができるようです。
使い方次第では小学校でも活用できると思いますので、是非試してみてください。

Scratchのブロック
ScratchJrのブロック

https://www.scratchjr.org/

テキシコー

NHKで放送されている「テキシコー」は、コンピューターを使わずに映像とアニメーションからプログラミング的思考を学ぶことができる小学校3~6年生向けのテレビ番組です。

番組では、「プログラミング的思考」をわかりやすく伝えるために、コンピュテーショナルシンキングという概念やプログラミング的思考についての先行研究などを参考に、以下の5つの思考に分解・整理しています。

その① 小さく分けて考える
その② 手順の組み合わせを考える
その③ パターンを見つける
その④ 大事なものだけぬき出して考える
その⑤ 頭の中で手順をたどる

番組は2019/12/26・27の2日間で、#1と#2の2回分が放送されました。現在は「NHK for School」というウェブサイトから視聴することができます。次回以降の放送予定もあるようですので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

(初出「こどもプログラミング通信」第33号 2020年1月27日発行)

これまでご紹介してきた教材を一覧にしました

さくらインターネットでは、平成29年4月より「こどもプログラミング通信」をほぼ毎月にわたって発行し、毎号でプログラミング教育に活用できる教材をご紹介してきました。

今号では、これまで紹介してきた教材を一覧とし、広い範囲を俯瞰して見ることができるようにいたしました。

紙面の都合上、概要のみを掲載しておりますので、詳細はこどもプログラミング通信のバックナンバーをご参照ください。バックナンバーはWebサイト上でも読むことができます。

こどもプログラミング通信バックナンバー
https://prog-edu.sakura.ad.jp/kodomo-programming-tsushin/

(初出「こどもプログラミング通信」第33号 2020年1月27日発行)

アルゴロジック

アルゴロジックは、JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)が開発した、「プログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)をゲーム感覚で習得するための課題解決型ゲームソフト」です。一般的なインターネットブラウザから利用することができます。

ブロックを目的の場所に動かしながら操作するゲームで、プログラミングの要素である順次処理(順番に作業をおこなう)、繰り返し処理(決められた作業を複数回おこなう)、分岐処理(指定した条件に応じておこなう作業を分ける)といったことが学べるようになっています。

本教材は、宮城県丸森町立耕野小学校で実践された様子がブログで公開されています。
http://blog.ict-in-education.jp/entry/2019/10/04/040000

(初出「こどもプログラミング通信」第32号 2019年12月25日発行)

LINE entry

LINE entryは、LINE株式会社が放送大学や千葉大学と共同で、文部科学省の学習指導要領に基づいて開発したプログラミング教育のための教材です。元々はLINE株式会社がおこなう出前授業のみで使用されていましたが、このほど一般でも利用できるよう公開されました。

2019年11月8日時点で公開されている教材は以下の5種類です。

  • [算数]プログラミングで正多角形をかこう!
  • [算数]プログラミングで拡大図や縮図をかこう!
  • [理科]プログラミングを使って安全な信号機をつくろう!
  • [総合]プログラミングを使ってロボット掃除機を動かそう!
  • [家庭科]プログラミングを使っておいしいゆで卵をつくろう!

コンピュータ上で動作するアプリケーションのほか、指導案が含まれたガイドブックや、児童に配布するワークシートなども用意されています。

Webアプリとオフライン盤の2種類が用意されていることと、WebブラウザではGoogle ChromeやMicrosoft Edgeのほか、Scratch3では動作対象外となったInternet Explorer(11以上)にも対応しているのが特徴です。

(初出「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行)

A分類(総合的な学習の時間)C分類の指導案集

文部科学省は10月「小学校プログラミング教育推進のための指導事例の創出等に関する調査研究成果」(文部科学省委託事業)として、授業での利用を想定した「小学校プログラミング教育に関する指 導案集」を一般公開しました。

指導案集は総合的な学習の時間およびC分類が対象で、全133ページにわたります。学校および先生方の協力のもとにとりまとめられ、実際に授業を実践し ながら内容を検討し、先生が 参考になるように取りまとめられたものです。

各項目ごとに学習指導計画が丁寧にまとめられていますの で、授業作りにおいて参考に なることが期待できます。

A分類(総合的な学習の時間)の例

  • プログラミングの基礎を学んで、地域の課題を解決するアプリケーションをデザインしよう
  • プログラミングを生かしてよりよい生活に
  • AIとプログラミングで、身近な課題を解決しよう
  • 地域の魅力を発信しよう!
  • 私たちの生活を豊かにする未来の宅配便
  • みんなの家!未来の家!
  • 地域の魅力を伝えよう!私たちの街大好きプロジェクト!
  • 地域の魅力発信アプリを開発して、商店街を盛り上げよう!
  • 私たちの生活と、自動車の未来を考えよう
  • 私たちの生活を支える郵便局の仕事
  • スポーツとデータ分析。地域スポーツチームを応援しよう
  • 自動化の進展とそれに伴う自分たちの生活の変化を考えよう
  • 見つけよう 伝えよう わたしたちのまちの魅力
  • 地域活性化のために、新しい表現方法で町を紹介しよう

C分類の例

  • 「プログラミングしてみよう」~はじめてのおつかい~
  • プログラミングとの出会い~キャラクターを動かすプログラム作り~
  • コンピュータとなかよしになろう
  • 自動運転バスをプログラミングしよう
  • プログラミングで物語の世界をプログラムでアニメーションにしよう

リンク

(初出「こどもプログラミング通信」第30号 2019年10月24日発行)

プログル

プログルはプログラミングを使って算数と理科を学ぶ教材です。子どもたちが自分で学ぶために作られたプログラミング教材であり、自然とプログラミング的思考が身につくよう設計されています。ウェブブラウザを使って無償で学べます(理科で使用する部品は別途有償)。

こどもプログラミング通信第6号でもプログルについてご紹介しておりますが、その頃は算数については多角形コースと公倍数コースの2コースが用意されていました。

現在では理科が追加されたり、算数も平均値コース・最頻値コース・中央値コースの3コースが追加されたりなど、より単元の中で活用できる場面が増えています。

日本でおこなわれる小学校プログラミング教育に沿って作られた教材であるプログルについて、あらためてチェックされてはいかがでしょうか。

(初出「こどもプログラミング通信」第30号 2019年10月24日発行)

litteBits

littleBits(リトルビッツ)は、磁石でくっつく電子回路を組み合わせて動作するフィジカルプログラミングの教材です。技術的な専門知識を必要とせず電子工作ができることが特長です。特有の機能を持った電子回路を組み合わせて動作するものを作り上げていくことで、コンピュータは細かな命令の組み合わせで動作するという「プログラミング的思考」を身に付けるのに役立つ教材になっています。

先日開催された次世代幼児教育研究プロジェクトによるシンポ ジウム「プログラミング教育で何をどう教えるか」において、東三鷹学園三鷹市立第一小学校で図画工作の時間に用いられた様子が紹介されました。https://edtechzine.jp/article/detail/2534

以下のページでは、岡山県新見市立思誠小学校で「発電と電気 の利用」の単元にて活用された事例が紹介されています。https://sip.dis-ex.jp/product_page4.html?id=27

(「こどもプログラミング通信」第29号 2019年9月27日発行より)

Springin’

Springin‘(スプリンギンは、絵を描いてそれらに命令をつけていくことによってアニメーションや簡単なゲームを作ることができるビジュアルプログラミングツールです。iPad上で動作するソフトウェアとして配布されています( Windows 版や Android 版も検討中とのことです)。こどもたちのクリエイティブな気持ちを引き出すことができるツールで、B分類(学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの)や、C分類(教育課程内で各教科等とは別に実施するもの)などでの活用事例が期待されます。北九州市の小学校でのプログラミング授業の様子などもレポートされています。

(「こどもプログラミング通信」第28号 2019年8月26日発行より)