Springin’

Springin‘(スプリンギンは、絵を描いてそれらに命令をつけていくことによってアニメーションや簡単なゲームを作ることができるビジュアルプログラミングツールです。iPad上で動作するソフトウェアとして配布されています( Windows 版や Android 版も検討中とのことです)。こどもたちのクリエイティブな気持ちを引き出すことができるツールで、B分類(学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの)や、C分類(教育課程内で各教科等とは別に実施するもの)などでの活用事例が期待されます。北九州市の小学校でのプログラミング授業の様子などもレポートされています。

(「こどもプログラミング通信」第28号 2019年8月26日発行より)

ビスケットを活用したB分類での授業実践紹介サイト

Viscuit(ビスケット)は、描いた絵を「めがね」に入れることで絵が動き出す、低学年から高学年まで幅広くプログラミングを体験できる教材です。

今回ご紹介するのは、Viscuitを使ったB分類(学習指導要領に例示されてはいませんが、学習指導要領に示される各教科等を指導する中で実施するもの)の授業実践事例を紹介しているウェブサイトです。

国語・算数・理科・社会科・総合的な学習の時間・外国語・音楽など多くの教科の事例が紹介されているほか、各事例には学習指導要領との関連、学習指導要領の3本の柱に基づくねらい・評価基準、授業の流れの例、活動全体を通しての留意点、などの指導案作成に活用できる情報が公開されています。

現役教員の方のブログでも紹介されていますのでこちらもご参照ください。

(「こどもプログラミング通信」第27号 2019年7月22日発行より)

Scratch

Scratchは、無料でプログラミングが学べるオンライン教材です。2019年1月3日に最新版「Scratch 3.0」が公開されました。

新しい「Scratch 3.0」からは、音声やアニメーション(動画)を再生するために別途必要だった「Adobe Flash Player」が不要となり、iPadをはじめとする「Adobe Flash Player」に対応していないタブレットでも利用できるようになりました。

一方で「Internet Explorer」はサポートされないため、学校における利用の際は注意が必要です。

インターネットに接続されていなくても利用できる、パソコンにインストールするタイプも用意されており、「Windows 10」または「macOS 10.13」以降に対応しています。2019年の後半にはChromebook向けもリリースされる予定となっています。

(初出「こどもプログラミング通信」第23号 2019年3月26日発行)

PIECE

PIECEは、PCを用いず、物理的なモジュールをつなぐだけで電子回路を作成することができる、アンプラグドなプログラミング教材です。モジュールは「センサー」「ロジック」「うごき」の3つに分類され、組み合わせてさまざまな機能を実現できるようになっています。

公式サイトの中の「PIECEオンラインワークショップ」には、実生活で活用できるような電子回路の作例が示されています。

以下のWebサイトで、国語の授業にPIECEを使用した事例が紹介されています。
https://voice.elekit.co.jp/archives/4104

(初出「こどもプログラミング通信」第22号 2019年2月26日発行)

Sphero BOLT

以前このコーナーで紹介したロボットボール「Sphero SPRK+」のサイズや機能はそのままで、さらに改良された最上位モデル「Sphero BOLT」が発売されました。

BOLTには、新たに光とデジタルコンパスの2つのセンサーが追加されました。また、大きな変更点としては、LEDドットスクリーン、赤外線通信機能が追加された部分ではないでしょうか。

LEDドットスクリーンには、アニメーションや文字などが表示ができ、各種センサーの結果によって、ディスプレイの色や表示を変えるプログラムを組むこともできるようになりました。

赤外線通信機能では、複数台のBOLTと同時通信を行えるようになったので、別のBOLTから受信した命令に基づき動くようなプログラムを作成し、工夫次第で授業活用できる場面が増えるのではないでしょうか。

(初出「こどもプログラミング通信」第21号 2019年1月29日発行)

embot(エムボット)

embotは、段ボールでできた小型のプログラミング学習用ロボット教材です。

素材が段ボールなので、簡単に組み立てることができ、色塗りなど自由に装飾することもできます。また、付属の電子パーツを取り付けて、身近にある物(例えば紙パックなど)を使って作った完全オリジナルのロボットも動かすこともできます。

他のロボット教材と比べると比較的低い価格設定になっているのも魅力の一つではないでしょうか。

ロボットの操作は、専用のアプリを使用します。プログラムはアイコンを線で結ぶフローチャート方式で行います。5段階までの難易度があり、学年や子どものレベルに合わせて選ぶことができます。12月10日に「embotプログラミング授業サポートツール」と「embotプログラミング教育研修」の提供も開始されました。プログラミング授業の進め方、教科におけるembotを活用した学習指導案や授業例紹介をDVDで説明しています。

(初出「こどもプログラミング通信」第20号 2018年12月20日発行)

kintone(キントーン)

2018年7月にサイボウズ株式会社とみんなのコードは、共同でkintoneを使ったプログラミング教育指導案を公開しました。

本来はビジネスアプリを作成するツールとして作られたkintoneですが、プログラムを書くことは不要で、マウス操作と文字入力ができれば小学生でも扱える教材にもなります。

公開した指導案を使い、栃木県小山市立城北小学校4年生の国語単元「新聞を作ろう」で授業を実施しています。この授業では新聞に掲載するアンケート作成にkintoneを使用しています。作成から配布、回答、集計、グラフ作成までをkintone内で完結できます。紙を使ったアンケートより短時間で行えるので、アンケート結果を元にした新聞記事を考えることやクラスメイトとのディスカッションにより多くの時間を充てることができるので、単元に対する理解を今まで以上に深める事ができるようになるのではないでしょうか。指導案は現在、国語と理科の2科目を無償提供中です。

(初出「こどもプログラミング通信」第19号 2018年11月27日発行)

MESH

今回紹介するのはMESHという小型電子ブロックです。センサーやスイッチなど色によって違う機能をもち、全7種類のブロックがあります。

ブロックを無線でつなぎ、アプリで作成したプログラムで制御します。プログラムの組み方は、アプリ上でアイコン同士を線でつなぐだけ。誰でも直観的に操作ができます。ブロックはバッテリー内蔵式で物とつなげて使用ができます。例えば、喋るコップを作る方法が公式サイトで紹介されていました。コップを傾けると「飲まないで」とコップが喋るというものです。これは「動きブロック」をコップに着け、ブロックの向きが変わったら音を出すというプログラムです。このように身の周りにある物を進化させることが容易にできます。100個以上の作例がサイトでは公開されており、教育活用事例も公開されていますので参考にしていただければと思います。

筑波大学附属小学校ではMESHを使って「電気を有効に使うためのプログラムを考える」授業が実施されたようです。こちらも合わせて参考にしてください。

参考サイト:問題解決の力を育むプログラミング教育 – 授業実践リポート | 学びの場.com

(初出「こどもプログラミング通信」第18号 2018年10月29日発行)

Ozobot(オゾボット)

2014年に開発された世界最小級といわれる教育用プログラミングロボットです。

紙やタブレットに描かれた線をセンサーを利用して読み取り、その線に沿ってロボットが動きます。組み立て不要で開梱後充電してすぐに利用できます。ロボットながら縦横高2.5cmと小さいので保管場所にも困ることはないでしょう。

Ozobotの魅力はパソコンやタブレット等の端末不要で、紙とペンのみでプログラミング的と思考やコーディングの概念を身に付けることができるところにあります。黒、赤、青、緑の4色をセンサーで認識し、色により異なる動きをするようプログラムされています。自分の意図したとおりにロボットを動かすためには色の配列を考える必要があります。また、Ozoblocklyというscratchのようなツールを使用することで、線を描かずともOzobotを自在に動かすことも可能です。岡山市立岡山中央小学校では6年生の総合学習の時間でOzobotを使ったプログラミング授業を実践しています。

参考サイト:https://www.ozobot.jp/

(初出「こどもプログラミング通信」第17号 2018年9月28日発行)

Viscuit(ビスケット)

Viscuitは誰でも簡単にプログラミングができる言語として2003年にNTTの研究で開発されました。パソコンで公式サイトへアクセスし、ブラウザ上ですぐに利用できます。またアプリ版もあり、スマートフォンやタブレットでも利用できます。

Viscuitと他の教材との大きな違いはプログラムを組む方法にあります。描いた絵を「めがね」に入れるだけで絵が動き出す簡単なアニメーションを作ることができます。Viscuitは単純で扱いやすく、直観的・視覚的に操作できるので低学年の初めてのプログラミング体験におすすめです。相模原市立南大野小学校では2年生の国語「スイミー」でViscuitを使用してアニメーションを制作する授業を実施しています(https://ict-enews.net/2018/07/06minamioono/ )なお、現在「ビスケットプログラミングコンテスト2018」の作品を募集しています。子どもから大人までどなたでも応募可能なようですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。(募集期間2018年9月16日まで。https://www.viscuit.com/contest2018/)

(初出「こどもプログラミング通信」第16号 2018年8月28日発行)