高校のプログラミング教育はどうなる?

2021年4月から、改訂された中学校の学習指導要領が完全実施となります。

石狩市では、2018年度、2019年度と、中学校で強化される技術科でのプログラミング教育(D 情報の技術)の指導案・教材検討を行い、小学校からの系統表としてまとめて公開しています。

小学校の先生は、中学校への接続を意識しながらプログラミング教育や情報活用能力育成を進めていただけると思います。

さて、高校のプログラミング教育がどのような内容になっているのか、ご存じでしょうか?
中学校でのプログラミング教育は、高校への接続を意識する必要がありますので、中学校の先生だけでなく小学校の先生にも、ぜひプログラミング教育がどのように発展していくのかを知っておいていただきたいと思います。

現行学習指導要領での高校の情報科は、「社会と情報」「情報の科学」の2科目のいずれかを選択することになっており、プログラミングを学習するのは「情報の科学」のみになっています。
2022年から始まる新学習指導要領での情報科は、「情報I」「情報II」の2科目に再編され、「情報I」は共通必履修科目、「情報II」は選択科目です。
プログラミングはどちらの科目でも学ぶことになり、高校でもプログラミング教育が必修化となります。

2022年4月から、高校の学習指導要領が段階的に実施されることを前に、文部科学省から情報科教員用の研修資料が公開されています。

高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htm

中でも、「序章」については、高校での学習の前提となる中学校技術科(D 情報の技術)で学ぶ内容についても関連付けて解説されており、高校までのプログラミング教育の系統性を知ることができるものとなっております。

ぜひ小中学校の先生皆様に目を通していただきたいと思います。

【参考】「情報I」で学ぶ項目と中学校技術科との関連
高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材(本編)序章の内容を編集して掲載
https://www.mext.go.jp/content/20200722-mxt_jogai02-100013300_001.pdf

熊本県、GIGAスクール構想実現に向け「ICT活用研修パッケージガイドブック集」作成

熊本県では、県独自の「ICT活用研修パッケージガイドブック集」を作成したと発表しました。
パッケージは、「共通実践事項」「学校種別 実践事例集」「テーマ別 実践ガイド」の3項目からなり、プログラミング教育については、「テーマ別 実践ガイド」の中に全9ページに渡り高校までの学習内容が概要として掲載されています。
プログラミング教育実施の背景や、プログラミング教育だけでなく情報活用能力育成の全体像、高校までの12年間で学ぶ内容の見通しなどを事例を通じて知ることで、ご自身の学校や地域の計画に活かしていくことができるのではないでしょうか。
これらの資料は全てWebサイトで公開されていますので、ぜひ校内研修等でご活用ください。

熊本県教育委員会 GIGAスクール構想対応ICT活用研修・コンテンツ集ICT活用推進研修パッケージ
https://www.higo.ed.jp/colas/ICT/GIGA_package

アドビ、Flash Playerのアンインストールを強く推奨

2020年12月31日に、アドビのFlash Playerのサポートが終了しました。これに伴い、Flash Playerのアンインストールを強く推奨するようアナウンスしています。 Flash Playerは、いくつかのプログラミング教材で使われていた技術であり、その技術を利用していた「プログラミン」は2020年12月に終了、「Viscuit(ビスケット)」はFlash Playerを使わない新バージョンが公開されています。
PCにFlash Playerがインストールされたままになっている場合、Flash Playerを対象とした新しいウイルスなどからの攻撃を防ぐことができなくなるため、なるべく早い対応が望まれます。

Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ
https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html

未来の学びコンソーシアムの業務終了およびポータルサイト移管のお知らせ

2017年3月に、文部科学省、経済産業省、総務省の3省連携により発足した未来の学びコンソーシアムは、全国での小学校プログラミング教育の円滑な実施を支援するという役割を達成したと判断し、12月25日をもって、業務を終了しました。
「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」については、文部科学省が継続して運営すると発表されています。

未来の学びコンソーシアムの業務終了およびポータルサイト移管のお知らせ
https://miraino-manabi.jp/content/516

エプソン販売、「プロジェクター×プログラミング」の実証授業を横浜市の小学校で実施

エプソン販売は、放送大学の中川一史教授・佐藤幸江客員教授、シムディレクトとの共同研究活動の一環として、横浜市立荏子田小学校において、プロジェクターとプログラミングソフトの活用を通じたプロジェクションマッピング体験の実証授業を実施しました。

エプソンではプロジェクターのさらなる活用方法のひとつとして、プログラミングとプロジェクションマッピングを組み合わせた授業の可能性を検討してきており、数々の空間演出を手掛けるシムディレクトをパートナーに迎え、パソコンを使って「アニメーション」「音楽」「写真」などを選択し組み合わせることで、プロジェクションマッピング作品が制作できるソフトウェアを共同で開発しました。

実証授業では6年生を対象として「伝えよう感謝の気持ち、彩ろうプロジェクションマッピング」をテーマに、専用ソフトを使って制作したプロジェクションマッピングの作品を発表したとのことです。

横浜市の小学校にて「プロジェクター×プログラミング」によるプロジェクションマッピング体験の実証授業を実施
https://www.epson.jp/osirase/2020/201124.htm

大学入学共通テストへの「情報」採用に関する保護者調査、「情報」採用の認知度は3割弱

GMOメディアは、同社が運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」が小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「大学入学共通テストへの『情報』教科採用の動きに関しての調査」の結果を、12月7日に発表しました。

大学入試センターが2025年からの「大学共通入学テスト」において、「情報」を教科として新設する素案をまとめたという報道を知っているかを尋ねたところ、「知っていた」という回答は24.3%に留まったとのことです。

一方、「知っていた」と答えた保護者に、報道を受けてプログラミング教育への関心度が変化したかを尋ねた質問では、「関心が高まった」という回答が59.4%に達したとのことです。

これらのことがすぐに小中学校におけるプログラミング教育に影響を与えるかどうかはわかりませんが、大学の入学試験に「情報」が追加されることが保護者の間で認知が広まれば、小中学校におけるプログラミング教育に対しての意識も変わってくるものと思われます。

小中学校では何を目的として、何を目標としてプログラミング教育をおこなっていくのか、説明が必要になる場面が出てくるかもしれません。

プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」、大学入学共通テストへの「情報」教科採用の動きに関する保護者調査を実施
~保護者の認知度は3割弱、「情報」採用の動きをうけて6割超がプログラミング学習を検討~
https://www.gmo.jp/news/article/7008/