経済対策13兆円規模に 全小中学生に4年でPC配置

全国の小中学校にひとり1台のPCを目標

政府が近く閣議決定する経済対策で国や地方からの財政支出を13兆円規模にする方針を固めたと発表されました。民間の支出も加えた事業規模は20兆円を超える見通しで、学校教育に関わる分野では、2023年度までにすべての小中学生がパソコンなどのIT(情報技術)端末を利用できるようにする予算を盛り込むとされています。

文部科学省によりますと、小中高のパソコン配置は19年3月末で5.4人につき1台となっており、これを政府が主導して都道府県の単位などによる大規模な調達によって調達コストを下げることで、早期の整備を目指すとしています。

23年度までの合計で総事業費で5000億円程度を見込んでいるとのことで、19年度補正予算には1500億円超が盛り込まれます。文部科学省ではオンライン教育の拡大により、地域間の教育格差を縮小していく計画です。

(「こどもプログラミング通信」第32号 2019年12月25日発行より)

OECDの学習到達度調査「PISA2018」結果が発表

学校制度の質や公平性、効率の国際的評価

OECD(経済協力開発機構)は、生徒の学習到達度を調査するため、学校制度の質や公平性、効率を国際的に評価する「PISA(Programme for International Student Assessment)2018」を実施し、その結果を2019年12月3日に発表しました。

「PISA2018」は、79カ国・地域の15歳の生徒約60万人を対象に、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」のテストを実施しています。

日本は、「読解力」が504点、「数学的リテラシー」が527点、「科学的リテラシー」が529点という結果になり、 「数学的リテラシー」 「科学的リテラシー」において世界トップレベルを維持するも、「読解力」については過去最低の結果となるなど、課題の残る結果となりました。

この結果を受け、萩生田文部科学大臣は、学校や教育委員会と連携して以下のような取り組みをしていくとコメントしています。

・来年度からの新学習指導要領の着実な実施により、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善や、言語能力、情報活用能力育成のための指導の充実
・学校における一人一台のコンピュータの実現等の ICT 環境の整備と効果的な活用
・幼児期から高等教育段階までの教育の無償化・負担軽減等による格差縮小に向けた質の高い教育機会の提供

萩生田文部科学大臣コメント(全文)はこちら
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/02_oecd.pdf

PISA2018の結果(グラフ全体)はこちら
https://etcdn.shoeisha.jp/static/images/article/3035/3035_001.jpg

(「こどもプログラミング通信」第32号 2019年12月25日発行より)

LINE entry

LINE entryは、LINE株式会社が放送大学や千葉大学と共同で、文部科学省の学習指導要領に基づいて開発したプログラミング教育のための教材です。元々はLINE株式会社がおこなう出前授業のみで使用されていましたが、このほど一般でも利用できるよう公開されました。

2019年11月8日時点で公開されている教材は以下の5種類です。

  • [算数]プログラミングで正多角形をかこう!
  • [算数]プログラミングで拡大図や縮図をかこう!
  • [理科]プログラミングを使って安全な信号機をつくろう!
  • [総合]プログラミングを使ってロボット掃除機を動かそう!
  • [家庭科]プログラミングを使っておいしいゆで卵をつくろう!

コンピュータ上で動作するアプリケーションのほか、指導案が含まれたガイドブックや、児童に配布するワークシートなども用意されています。

Webアプリとオフライン盤の2種類が用意されていることと、WebブラウザではGoogle ChromeやMicrosoft Edgeのほか、Scratch3では動作対象外となったInternet Explorer(11以上)にも対応しているのが特徴です。

(初出「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行)

第2回U-16プロコン札幌大会 石狩勢活躍

U-16プロコン札幌大会に、石狩市からは聚富小5年生(Viscuitで作ったゲーム)、緑苑台小4年生(Scratchで石狩市を紹介)が参加されました。それぞれ奨励賞を受賞しています。おめでとうございました!

第2回札幌大会アルバムを公開しました | U-16プログラミングコンテスト札幌大会
http://sapporo.u16procon.org/2019/10/14/551/

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

ジュニアプログラミングワールド2019 開催報告

11月4日に札幌市で開催されたジュニアプログラミングワールド2019に6,000人のご来場がありました。当プロジェクトのセッションでは、午前45名、午後40名の方にご参加いただきました。この場を借りまして、皆さまにお礼申し上げます。

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

道教委プログラミング教育の相談窓口が開設

北海道教育長が、学校の管理職・一般の先生方を対象として、「ちょっと聞いてみたい」疑問を解決するための電話相談窓口を開設しました。

教科の準備や教育課程の編成、外部との連携についても相談を受け付けている模様です。

ご相談窓口はこちらの電話番号です。

北海道教育長学校教育局 教育環境支援課情報化推進グループ
電話 011-204-5719

詳細については、以下の案内ページもご覧ください。

プログラミング教育相談窓口について(PDF)  http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/jouhou/soudan.pdf

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

「北海道プログラミング教育支援ネットワーク」のご紹介

さくらインターネットも参加している北海道プログラミング教育支援ネットワークとは、小学校教育課程内におけるプログラミング教育支援に対する実績ある団体の集まりです。2019年から授業や支援に対する情報交換を定期的に行っています。

教育委員会や学校への情報発信、支援の相談窓口となるための連携を進めています。

参加団体は当プロジェクトのほか、NPO教育支援協会北海道、北海道情報大学など、各地の組織・団体が加入中です。

将来的には北海道全域へと活動を広げていく予定です。他地域との連携の際には参考にご覧ください。

北海道プログラミング教育支援ネットワーク 支援団体のご紹介(PDF)  http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/sien.pdf

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

パナソニック教育財団が実践研究助成の受付を開始

パナソニック教育財団は小学校や中学・高等学校等を対象にした実践研究助成の募集を開始しました。

助成内容は、さまざまなICT(情報通信技術)を効果的に活用し、学校の教育課題改善に取り組む実践的教育を対象としたもので、研究成果を広く公開するものです。

授業における「主体的・対話的で深い学び」の視点から、授業改善における取り組みや、プログラミング教育を含む情報活用能力の育成などが研究テーマに挙げられています。

詳細な研究テーマや助成金額、応募に関する詳細は、募集ページをご覧ください。

2020年度(第46回)実践研究助成募集(公益財団法人パナソニック教育財団)http://www.pef.or.jp/school/grant/entry/

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

新学習指導要領Q&Aでもプログラミング教育に言及

文部科学省は小・中学校における新学習指導要領の趣旨を明確にするため、Q&Aを公開しました。総則だけでなく、各教科ごとに質問と回答が掲載されています。

プログラミング教育については「総則」「算数」「理科」で触れられています。

総則 問7.小学校におけるプログラミング教育について、全面実施に向けてどのように準備を進めていったらよいでしょうか。

答)

  • 小学校段階ではプログラミング言語を覚えたり、その技能を習得したりではなく、「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的な思考力を育むことや、各教科等の内容を指導する場合には、各教科等で学ぶ知識および技能等を確実に身に付けさせること。
  • 「小学校プログラミング教育の手引き」や研修教材等を作成・公表しているので、参考にしながら準備を推進。

小学校プログラミングに関する指導案集(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/qa/1401386.htm

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)

大阪府門真市で小学校プログラミング教育支援を開始

石狩での実践経験を元に、門真市で実施します

さくらインターネット株式会社の「さくらの学校支援プロジェクト」は、現在実施中の北海道石狩市における経験をもとに、活動範囲を拡大します。

2019年11月より大阪府門真市教育委員会に協力しながら、本プロジェクトは大阪府門真市内の全小学校(14校)でプログラミング教育出前授業を実施します。

この11月中に、門真市内の3校で「身の回りのコンピュータを探そう」を題材にしたアンプラグドや、コンピュータを使う場合はアングリーバードも用いた授業を実施いたしました。

門真市で実施する出前授業のメニューや教材、目指している方向性は、北海道石狩市で実施しているものと同じです。

これまで石狩市の先生方のご協力によって得られた授業実施のノウハウをもとに、門真市内でも各学校ごとに先生からのご要望や生徒たちの状況にあわせ、出前授業を検討・実施して参ります。最終的には、大阪府門真市でも先生方が自ら授業での実践ができるよう支援いたします。

(「こどもプログラミング通信」第31号 2019年11月25日発行より)