新学習指導要領のプログラミング教育を含むQ&Aが公開

小学校および中学校における新学習指導要領に対し、文部科学省から各教科ごとのQ&Aが公開されました。このなかで、小学校のプログラミングに関係する一部を要約してご紹介します。

質問:プログラミング教育の全面実施に向けて、どのような準備をすすめたらよいでしょうか?

回答:小学校では「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的な思考力を育むことや、各教科等で学ぶ知識及び技術等を確実に身に付けさせるというねらいを踏まえ、教科における学習上の必要性や学習状況と関連付けながら、プログラミングを実施する教科・学年・単元を決定し、計画していくとともに、必要なICT環境を整えることや、教員自身が研修等でプログラミングを体験することも有意義と考えられます。

質問:小学校理科において、プログラミング教育を行う際の留意点はありますか?

回答:新小学校学習指導要領では「児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」を計画的に実施することが示されています。

これを受け、理科では「児童の負担に配慮しつつ、例えば第2の各学年の内容の〔第6学年〕の「A物質・エネルギー」の(4)における電気の性質や働きを利用した道具があることを捉える学習など、与えた条件に応じて動作していることを考察し、更に条件を変えることにより、動作が変化することについて考える場面で取り扱うものとする」と規定があります。

※算数や総合的な学習の時間も例示があります。

質問:プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動は、総合的な学習の時間で必ず取り組まなければならないのでしょうか?

総合的な学習の時間のみならず、各教科の特質に応じて体験し、その意義を理解することが求められています。どの教科等で実施するかは、各学校が教育課程全体を見渡し、プログラミングを体験する単元を位置付ける学年や教科等を決定していく必要があります。

総合的な学習の時間で行う場合、プログラミング体験にとどまらず、自分たちの暮らしとプログラミングの関連性を考え、プログラミングを体験しながらよさや課題に気づき、現在や将来の自分の生活や生き方と繋げて考えることが必要です。

質問:「コンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得する」活動における留意点を教えてください。

児童の発達段階や学習過程に応じて、情報手段の基本的な操作スキルの取得が望まれます。特にコンピュータで文字を入力するスキルは、将来にわたる学習活動や情報活用能力の基盤となるスキルと考えられ、確かな習得が望まれます

これら基本的な操作の習得に当たっては、自分にとって必然性のある探求的な学習の文脈の中で行われることが大切です。なぜなら、探求的な学習の文脈において習得した操作スキルは、他の学習活動や現実社会における探求的な学習においても容易的に活用することができ、主体的な情報手段の活用につながることが期待されるからです。

なお、コンピュータで文字を入力する際は、第3学年におけるローマ字の指導との関連が図られるように配慮する必要があります。

新学習指導要領(平成29年3月公示)Q&A
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/qa/1401386.htm

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