教科書検定にプログラミング教育の記述が新設

8月10日、文部科学省から新しい教育課程に対応した義務教育諸学校教科用図書検定基準が公布されました。今回からは、プログラミング教育に関する記述が新設されました。また、パブリックコメント(意見公募手続き)に対する回答とあわせ、新しい教育課程では、どのような教科書になるのか方向性が見えてきましたので、要点をまとめてご紹介します。

まず、新しい検定基準では算数と理科に関する教科が例示されています。算数は5年生の図形に関して、理科は6年生の物質・エネルギーに関して、それぞれプログラミングを体験しながら論理的思考力を身につけるための学習活動が取り上げられています。

しかし、これらは各教科の授業で必ずプログラミングの実施を求めるものではありません。パブリックコメントの回答では、これらは例示であり、例示以外の授業でもプログラミング教育を実施可能とあります。学校の教育目標や、児童の実情等に応じて、工夫して取り入れられることが求められます。

そのほか、教科共通の要素として”ウェブページのアドレス等”に対する記述も新設されています。こちらの記述では、学習上の参考に供するために真に必要であること、教科書の内容と密接に関係があることや、情報の扱いは公正であること、といった記述が追加されています。

以上のように、教科書検定の段階においても、論理的思考力を身につける手段としてのプログラミング教育という方向性が、改めて明確化されました。

義務教育諸学校教科用図書検定基準(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kentei/1394148.htm

(初出「こどもプログラミング通信」第6号 2017年9月26日発行)

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